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インタビュー:湯川リウマチ内科クリニック院長 湯川宗之助先生

湯川リウマチ内科クリニック

院長 湯川宗之助先生


安岡さん(DEPOC)とは2015年2月の開院以来、クリニックのWEB戦略について相談しています。開院の際には、TOPページ+5ページほどの一般的なWEBサイトでしたが、現在では、500ページ以上のホームページとなりました。また、アクテムラと検索すると当院のサイトがGoogleの「強調スニペット」になっており、検索数も1日約3000アクセス程あるサイトとなりました。(※2020年3月21日現在)また、患者さんも1日80名ほどは、ご来院されており、新患もまだ増えております。


開院当初から、このようなホームページを作ろうと考えていたわけではありません。初めは、上記にも記載したように、TOP+5ページほどの簡易的なWEBサイトでした。ただ、そのWEBサイトには、私が痛みに苦しむリウマチ患者さんの為に、何ができるのか、理念や方針、様々な事を掲載していきたいと考え、安岡さんと2年間2週間に1回、4時間程の面談を重ねて、このような体制になっています。


まずは、湯川リウマチ内科クリニックというクリニック名ですが、当初「湯川リウマチ・内科クリニック」と「・」を入れるか入れないか、安岡さんと相談しました。安岡さんからは、クリニックにご来院される患者様のイメージをしてみてください。と言われました。一般的な内科の患者さんにご来院を頂きたいなら、「・」を入れましょうと。リウマチ1本で行くのであれば、無しにしましょうと。これが当院の初めてのブランディングになります。

もちろん、リウマチ1本でいくつもりでしたので「湯川リウマチ内科クリニック」という名前にしましたが、あの時のディスカッションが今となって効いてきていると思います。

また、4時間のミーティングでは、常に、決めたことの「目的」を明確化していきました。例えば、産業医科大学第一内科の田中教授をクリニックにお呼びすることの目的、ブログを書くことの目的、など、目的を明確化することで、クリニックの方針や行動がよりはっきり明確化する事が出来ました。


例えば、私の一つの目標に「リウマチ治療 地域格差ゼロ 地域医療の限界を超えていきたい」というものがありますが、世界的にも有名な田中教授をお呼びすることで、武蔵野地域でもそのレベルの診療を受けることができるのは、患者さんにとって、非常にメリットであり、自分の目標に近づくことが考えられます。また、私は整形外科のクリニックの先生方とも非常に密な連携を取らせて頂いております。生物学的製剤の導入は当院で行い、導入後、整形外科の先生方にお返ししており、これは、3者全てにメリットがあると考えています。今までは生物学的製剤を使われていなかった患者さんに対してもアプローチすることができるようになったのです。


これ以外にも、多々患者さんへの想いがあり、まず、安岡さんからは、先生の想いをとにかくブログに書き残して欲しいとのことになりました。想いを形にすることで、見える化することになった訳です。その結果、2年間で500記事以上の想いを形にすることが出来ました。この時、すでに、Googleの検索にて、リウマチというビッグキーワードで上位に上がってきています。


その後、安岡さん(DEPOC)にて、その記事をカテゴリーに分け、患者さんに対して何を訴えていきたいのか、優先順位や目的、内容の精査を行い、肉付けすることで、現在のWEBサイトに至ります。WEBサイトをGoogleに評価してもらう事を第一に思わず、リウマチ専門医として、患者さんに何ができるのか、患者さんへの想いを形にしていくことで、評価されていったのだと、感じています。


また、クリニックの求人に関してですが、私は、医師や看護師の人材紹介会社に対して疑問を感じている一人です。マッチングの率が低いこと、高額な費用が掛かる、などが考えられます。実際私が考えるスタッフ募集の理想は、「とにかく応募数を集めて選抜する、退職したらまた採用する」という短いサイクルではなくて、「クリニックの考え方に合った人に長く続けてほしい」であり、どの医療機関でも同じかと思います。これには、ブランディングが必要と考えました。ブランディングをするにあたって「クリニック版 give happiness」という大きなメッセージを立ち上げました。ブログにも記載しておりますが、当院においては、私も含めた全スタッフで、来院されたお一人お一人にギブハピネス(安心・親切・思いやり・適切・正確性→その結果として、幸せを提供する)を理念とし、その方々を中心としたスタッフ間の共通認識を共有し、少しづつでもスタッフ自身で目的や手段を行っていけるよう、日々ミーティングを行っています。医療事務、医療コンシェルジュ、看護師、薬剤師、医師のそれぞれの役割を、それぞれがこの共通理念を持って実践することにより、最強・最高のチーム医療が行えるものと考えております。現在では、求人の成果としても看護師が13名、受付スタッフが6名、薬剤師1名でクリニックを運営させて頂いています。

その他の活動においては、リウマチの正しい知識の啓蒙の為、一般社団法人リウマチクラスと立ち上げ、情報発信を行っています。これも、リウマチ患者さんの為に必要な事と考え継続した活動を行っていきたいと考えています。


湯川リウマチ内科クリニック

院長 湯川宗之助先生


[略歴]

2000年3月 東京医科大学医学部医学科卒業

2000年4月 東京医科大学病院第三内科(リウマチ・膠原病科)

2008年4月 産業医科大学医学部第一内科学講座

2015年2月 湯川リウマチ内科クリニック 院長

[資格]

日本リウマチ学会専門医・評議員

日本内科学会認定医

日本総合内科専門医

日本医師会認定産業医


[弊社制作実績]

・湯川リウマチ内科クリニック公式サイト https://yukawa-clinic.jp/

・湯川宗之助公式サイト http://sonosuke-yukawa.jp/

・一般社団法人リウマチクラスhttps://rheumati-class.com/

・映画「リウマチ」



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